今回はカラー表紙!川路と作蔵先生の背景には春画界の有名どころ、「蛸と海女」。初見の時はなんかおしゃれな幾何学模様くらいに認識してて、読み直して笑った。
今回は、可愛くて気が利き過ぎる太郎のその後が描かれた。桜田門外の変という大事件の周辺にいた一人の子どもの心情や周囲の気遣いが丁寧に語られていて、史実を虚構でふくらませた面白さを味わえた。
長男も小2となった。親が驚くような複雑なことを考えたり、逆に思い通りにならなくてシクシク泣いてしまったり、成長過程真っただ中。そしてある日語りはじめた将来の夢が予想外の方向だった。
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