2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

だんドーン:第32話「雪を背負う一本松」感想―凄惨な次男坊の最期と希望のある読後感

有村三男坊に続き次男坊も死んでしまった今回、涙を誘われた。しかし怒涛のお笑いがこれに続き、最後はしんみりとさせられる泰三子作品定番の面白さだった。

だんドーン:第三十一話「薩摩の腹の内」感想―目の光が消えてしまった

毎週毎週面白いしあれこれ考えさせられるので、コミックスでまとめて読んでからじゃなくて、初読みの時の感想を残しておきたい!と思わせるだんドーン。今回も重かった。

変動費、固定費、特別費の見える化で快適家計管理

家計管理の第一歩はお金の流れを把握することだ、とよく言われる。ここ数年は家計簿を続けているが、日々の出費額が明瞭だとお金の不安が消えることを実感している。 そうする中で、すっきりしなかった要素があった。食費や日用品費などの日々のやりくりに、…

だんドーン:第三十話「慕い偲ぶ思い人」感想―タカの重すぎる心

ようやく桜田門外に到着した多賀者たち。井伊直弼の死に直面して激情を表すタカを見るのがもう辛い。関わった一人一人が過不足なく描写されていて、事件の衝撃が伝わってきた。

だんドーン:第二十九話「桜田門外の悲劇」感想―直ちんのメタ台詞

緊迫した展開が続くここ数話、とうとう井伊直弼が命を落とした。今回のサブタイトルは「桜田門外の変」ではなくて「桜田門外の悲劇」。国を守ろうとした純粋な人間同士の凄惨な結末だった。

「護られなかった者たちへ」ネタバレ感想(小説版)

映画化もされた社会派ミステリーの本作では、生活保護制度を題材に、大きな喪失を味わった者の苦しみや、貧困を抱えた人間の尊厳が描かれている。やや入り込めない部分はあったものの、フィクション小説という形態だからこそ生活保護や貧困の痛みが心に残っ…